明治時代の女性の名前は?大正時代のランキングで子がつく名前で漢字に?

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jackmac34 / Pixabay

明治時代から大正時代の、昔の女の子の名前ランキングは?漢字?ひらがな?カタカナ?子がつく名前は多い?

人の名前というものは、
時代によって大きく変わるものです。

昔話などでは、
文左衛門さんとか、定吉さんとか、
現代では、
まったく見かけないような名前の人が、出てきますね。

古い時代を扱った、
テレビドラマなどを見ていると、
登場人物の名前が気になることもあります。

というわけで、
今回は、
「明治時代・大正時代の、昔の女性の名前は?漢字?ひらがな?カタカナ?子がつく名前はいつから?新生児の名前ランキングは?」
といった話題について、見ていきたいと思います。

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明治時代の女性有名人の名前は?

それでは、
明治時代の女性の名前を見ていきましょう。

明治時代の女性で有名人というと、
五千円札の肖像になっている、
樋口一葉(ひぐち・いちよう)、

女子教育者である、
津田塾女子大学創立者の、
津田梅子、

女性の権利拡充の運動を繰り広げた、
平塚らいてう(平塚らいちょう)、
といった方々の名前が、思い浮かびます。

明治時代の女性有名人の名前は、本名ではない?

しかし、
樋口一葉も、津田梅子も、平塚らいてうも、
三人とも本名ではなくて、
ペンネームや活動名を名乗っていたので、
本名はまったく違う名前でした。

樋口一葉の本名は、
樋口奈津という名前でした。

そして、
津田梅子の本名は、
はじめは、津田むめ、という名前だったのですが、
のちに活動名である、
津田梅子に改名しました。

それから、
平塚らいてう(平塚らいちょう)も、
活動名であり、本名は、平塚明(ひらつか・はる)、
という名前でした。

明治時代から大正時代の、本当の女性の名前とは?

このように、
現代の私たちが、
明治時代や大正時代に活躍した、
女性として真っ先に名前があがるような人たちは、
ペンネームや活動名が多かったわけです。

ということなので、
実際に明治時代や大正時代の女性の名前は、
どのような名前だったのか、
というのは、
意外と分かりにくいものなんですね。

明治時代の女性の名前は、漢字は少ない

実際に調べてみると、
明治時代につけられた女性の名前は、
ひらがな二文字、あるいは、カタカナ二文字の、
名前が多いです。

学校の卒業名簿とか、在籍者名簿といった、
当時の資料を見ていると、
確認できるかと思います。

春子さん、とか夏子さん、
といったように、“子がつく名前”は、
当時は珍しく、
女性の名前では、漢字を用いることは、
珍しいことだったのです。

明治時代の女性の名前は、意味ではなく音から名づけられた

おもに、
明治時代や大正時代の、
女性の名前は、
文字の意味ではなく、音から名づけられたようです。

つまり、
「春に生まれたから春子さん」、
「優しい女性になってほしいから、優子さん」
というわけではなく、

音のひびきの美しさから、
女性の名前がつけられる傾向が、
強かったということです。

明治時代の女性で、子がつく名前は珍しい

明治時代ですと、
「〇子さん」、という形式の名前が、
名づけられたのは、
庶民ではなく、武士の家系が多いようです。

漢字の名前も、武士の階級が多いです。
樋口一葉の本名は、漢字で「奈津」ですが、
樋口一葉の父親は、武士でしたし、

平塚らいてう(平塚らいちょう)も、
本名「平塚明(ひらつか・はる)」ですが、
やはり武家の出身です。

「〇子」という名前が、
一般的になるのは大正時代後半からのようです。

大正時代の女性の名前ランキングで、子がつく名前が登場!

ちなみに、
女性の名前ランキングを確認すると、
大正元年(1912)は、
千代、ハル、ハナ
という名前が新生児につけられる名前のベスト3で、

大正7年(1918)になってはじめて、
久子、静子、千代子と、
ベスト3がすべて「〇子」というスタイルになるのです。

というわけで、
今回は、
「明治時代・大正時代・戦前の、昔の女の子の名前は?漢字?ひらがな?カタカナ?子がつく名前はいつから?新生児の名前ランキングは?」
といった話題について、見てみました。

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