小村寿太郎の子孫と家系図!妻と子供は?息子の小村欣一も外交官で、娘の夫は佐分利貞男!父親と母親、先祖は?

明治の外交官、
小村寿太郎。

近代日本外交の父ともいえる存在で、
歴史教科書でも大きく扱われている
小村寿太郎。

ポーツマス条約を締結したことで、
有名な人物であり、
外務省内に、
大きな力を持ち続けました。

この記事では
小村寿太郎の子孫や家系図に関する事柄を
整理していきたいと思います。

小村寿太郎の先祖は宮崎県の飫肥藩士

小村寿太郎の先祖と家系について、
まずは見てきます。

小村寿太郎の先祖は
宮崎県日南市にあった、
飫肥藩(おびはん)に代々仕えてきた家系です。

飫肥藩は、5万石程度の中規模の藩で、
ふるくからこの地域を支配した豪族の伊東氏が、
歴代藩主をつとめていました。

小村寿太郎の父親は、飫肥藩の下級武士で、母親は商家の娘

小村寿太郎は、
安政2年（1855年）に
飫肥藩士・小村寛（小村寛平）を父親として生まれます。

小村寿太郎の家系は、
武士身分でしたが
18石取りの下級武士でした。

小村寿太郎は7人兄弟の第2子で長男でした。

一方
小村寿太郎の母親は、
小村梅という名前でした。

小村寿太郎の母親は、
町人身分だったようで、
実家は商家だったそうです。

小村寿太郎の家系図

それでは
小村寿太郎の妻や子供について、
家系図で家族構成を確認していきましょう。

小村寿太郎　1855-1911
旧飫肥藩士(宮崎県士族)小村寛の長男
大学南校卒、アメリカハーバード大卒
外務次官
外務大臣、特命全権大使
侯爵を叙爵

妻　小村マチ
慶応元年、東京府士族、朝比奈孝一二女

長男　小村欣一
明治１６

二男　小村捷治
明治２８

長女　小村フミ
明治１９
外交官、佐分利貞男と結婚

小村寿太郎の妻と子供、家族は?

小村寿太郎の妻のマチ(町子)は、
旧幕臣の家系の出身です。

小村寿太郎の妻の父親、
朝比奈孝一は明治維新後は、宮内省に勤務していました。

小村寿太郎が結婚したのは、27歳のときでした。

その後、
小村寿太郎は、
三人の子供に恵まれて、
二人の息子と、一人の娘を育てました。

小村寿太郎の娘の夫、外交官・佐分利貞男

小村寿太郎の家系図のなかで
目をひくのは
小村寿太郎の娘の夫である、
佐分利貞男(さぶりさだお)です。

佐分利貞男は、
1879年生まれで、
先祖は広島県の福山藩士でした。

佐分利貞男は、
東京帝国大学法科大学仏法科に学び、
外務省に入省。
外務省条約局長に抜擢されています。

佐分利貞男は、
小村寿太郎の娘婿になったことからもわかるように
将来を嘱望された外交官であり、

当時の外務省の実力者、
幣原喜重郎からの信任も厚かったといわれています。

佐分利貞男は省内では
のちに外務大臣から総理になった広田弘毅のライバルと、
目されていたようですが、
1929年に惜しくもなくなられた方です。

小村寿太郎の長男・小村欣一の家系図

さて
小村寿太郎の娘の夫、
佐分利貞男について見てきましたが

小村寿太郎の2人の息子の家系図を追って、
子孫の現在を見ていきましょう。

小村欣一　1883-1930
小村寿太郎長男
東京帝大政治科卒
外交官及領事官試験合格
外務省情報局長
拓務次官
貴族院議員　侯爵

妻　小村温
明治２０、宮中顧問官、平山成信男爵の長女

娘　小村淑
大正２

小村寿太郎の息子、小村欣一も外交官

小村寿太郎の息子の
小村欣一は、
東京帝大法学部を優秀な成績で卒業し、
銀時計をもらったほどでした。

父親の
小村寿太郎と同じく、
外務官僚になり、外務省条約局長や、拓務省の次官にもなっています。

小村欣一も
父親の小村寿太郎のように優秀な方でしたが、
1930年に早世されています。

また、
小村欣一の娘、
淑も女子学習院在学中に早くなくなられました。

小村寿太郎の子孫の現在

そして
小村寿太郎の家系は、
小村寿太郎の次男の小村捷治に受け継がれます。

小村捷治　1895-1972
小村寿太郎二男
昭和９、襲爵
東京帝大文学部卒
朝日新聞記者
貴族院議員、侯爵

妻　小村清子
明治３３、大阪、飯田二三郎の二女

小村寿太郎の子孫は、
現在は
先祖代々の地である、
宮崎県日南市にお住まいのようです。

小村寿太郎の子孫の
小村幸子さんは、
小村寿太郎の顕彰をおこなっているようです。

小村寿太郎の墓前には
子孫の方を招いて、時折、墓前祭が開かれていて、
2016年には
当時の岸田文雄外務大臣がきています。

小村寿太郎の子孫の家系図は、
このようなものでした。

というわけで
小村寿太郎の子孫や家系図に関する事柄を見てきました。