先祖の写真を大切にしよう
みなさんは、自分の先祖の写真を見たことがあるでしょうか?
おそらく、祖父母の小さい頃や、曽祖父母の写真は見たこともない、という方が多いと思います。
現代であれば、スマホや携帯電話で誰でも簡単に写真が撮れますね。写真の複製も容易にできます。
しかし、昔はそうはいきません。
カメラを持っている家庭は少なく、写真を撮る機会などそれほどありませんでした。
また、写真があっても、複製していないこともあります。
あるいは、本家にだけ先祖の写真が残っていて、分家には一枚も先祖の写真がないといったことも多いです。
古い写真は、デジタル保存しよう!
もしも、自宅に古い写真があるのならば、必ずデジタル保存すべきです。
いつ誰が捨ててしまうとも限りません。
スキャナーで保存するなり、スマホで直接撮影するなりして、とにかく複製しておきましょう。
親戚同士で古い写真を持ち寄ってみる
家系図を作成する過程で、親戚の家を訪ねたら、できれば写真も見せてもらいたいものです。
戦前の写真となると、親戚中のものを集めてもそれほどないはずです。
親戚同士で古い写真を持ち寄ってみて、先祖の古い写真を集めてみましょう。
そして、複製しておけば、散逸することもなく安心です。
古いものは、何でもデジタル保存
また、写真以外にも、賞状や手帳など、先祖に関するものが何か残っていれば、すべてスキャンするなり、写真を撮るなりしておきましょう。
こうしたものは、まったく価値を見出さない人からすれば、ガラクタに過ぎないものなので、いつ捨ててしまわれるかも分かりません。
是非、家系図を作成する際に、一斉にデジタル保存してしまいましょう。
誰が映っているのかメモしておく
また、古い写真については、被写体となっている人物が誰なのか分からないことも多いです。
我が家に残っている以上、親戚のうちの誰かなんでしょうが、特定できないことは、よくあります。
誰か知っていそうな親戚に聞いて回るほかありません。
分かるものだけで良いので、写真を管理する上では、それに誰が映っているのか、いつ、どこで撮影したのか、しっかりと記録しておきましょう。
一見、「自分が知っているものを記録しておく」というのは、意味のないことのように思えるかもしれません。
しかし数十年経って、あなたの子孫が、アルバムを見たときに、「誰が誰だか分からない」という状態になってしまてっては、“先祖”として申し訳ない気持ちになりますよね。
したがって、家系図でもアルバムでも、まったく知らない第三者でも分かるように記録を残すことが大事です。