分家した本籍地に住んでいない謎

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TigrouMeow / Pixabay

「本籍」と「住所」の違いを理解する

昔の戸籍に用いられている言葉は、表面的な意味は分かるけど、実際の意味はよく分からないといったものが多いです。
「廃嫡(はいちゃく)」とか「家督相続」とか、なんとなく意味は分かるのですが、本当の意味を理解していないということがよくあります。

こうした言葉は、「一般的な意味」と「戸籍上の意味」を分けて理解したほうが良いと思われます。
こちらの記事では、戸籍上によくあらわれる「分家(ぶんけ)」という言葉について、誤解しやすい点を説明しています。

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同じ土地に分家している謎

Q、
家系図を作成しております。
先日、戸籍を取り寄せてみましたら、「分家」という言葉が出てきて、混乱しています。
私の祖父は跡取りで、曽祖父より「家督相続」しております。家屋敷もすべて単独相続致しました。

戸籍を調べると、祖父には弟が三人いて、それぞれ祖父と同じ本籍地に「分家」しているのが分かりました。
祖父の弟たちは、東京や大阪に出たと聞いており、地元には残っていません。
また、祖父の弟たちは、土地を分割相続しているわけでもありません。

私には、これが不思議に思えてならないのです。
なぜ、その土地に家屋敷がないのに、「分家」するのでしょうか?

戸籍用語としての「分家」の意味

A、
古い農家などで、「あの家は、この家の分家だ」といったようなことなら、イメージしやすいと思います。
つまり、それぞれの土地が分かれていて、居住している場合です。
こうした場合だと、二つの家が独立しているので、一般的な「分家」のイメージに近いと思われます。

しかし、質問者様の家系のケースは、異なりますね。
つまり、土地を分割相続しているわけでもないのに、同じ土地に「分家」していることを、不思議に感じておられるのだと思います。

戸籍上に見られる「分家」と、一般的な意味で用いられる「分家」という言葉には、違いがあります。
戸籍上の「分家」をするのには、「居住の有無」も「土地の所有」も関係ありません。
質問者様の家系のケースでいえば、お祖父様の弟たちは東京や大阪に出ていたのですから、居住していません。
また、土地も分割相続していなかったのですから、「土地の所有」もありませんね。

こうした場合でも戸籍上の「分家」は可能ですし、こうしたケースは多くあります。
「分家」をする理由は、戦前の「家制度」を理解されると分かりやすいと思われます。
「家制度」では「戸主」に権限が集中していたので、ある程度、戸主と関係が遠くなると通常、「分家」をしています。
質問者様の家系は、こちらのケースとして理解されると良いでしょう。

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