北海道に先祖の本籍地がある場合には、それより前にどこから来たのかを調査する
北海道にルーツがある方は、
ほかの地域の方とは違う方法をとって、先祖調査をします。
なぜかというと、
北海道はその歴史を見るとわかりますが、
明治時代以降に移住した方がとても多くいるという
地域的特性があるからなんです。
逆に言うと、北海道に江戸時代より前から住んでいた人はほとんどいません。
このような地理的な特性を考慮しながら、
先祖調査の方法を変えていくというのは、
プロの高等戦術とでもいうべきものだと思います。
北海道に移動する前は、どこに住んでいたのか
ウチの先祖は北海道!と言っても、
江戸時代には違う場所に住んでいたケースが大半を占めます。
先祖が北海道といったことが分かっていても、
その先は知らないという方は、
是非とも先祖がどこからやってきたのか、
しっかりと調べておいてください。
おそらく、北海道に住んでいた期間は、
せいぜい数十年だと思われます。
江戸時代の約300年を、先祖はどこで暮らしてきたのかを知りたいものですね。
戸籍調査によって、北海道に移動する前の本籍地を知る
戸籍調査をおこなえば、
北海道の前にどこに住んでいたのかが
判明するケースが多いですが、
残念ながら戸籍が廃棄されてしまっている役所もあります。
そうした場合、調査は難航を極めます。
戸籍は保管期限がもうけられていて、
いつまでもあるものではありません。
ですから、早く調査しておいた方が良いのです。
北海道には、北陸地方か東北地方からの移住者が多い
さて、
北海道にルーツがある方の多くは、
青森県や岩手県などの東北地方か、
新潟や富山、石川県といった北陸地方から、やってきた方が多いようです。
おそらく
ご先祖は、もともと住んでいた村の住民や、
近隣の村の住民たちなどとともに、
集団で移住してきたはずです。
苗字や宗派などでも、ヒントが得られることが多いです。
ご先祖様について分かっていることを、
くまなく調査していきましょう。