朝香宮鳩彦王の子孫の現在と、朝香家の家系図!朝香誠彦氏の子供は息子?朝香明彦氏は損保ジャパン?

朝香宮(あさかのみや)家は、
旧宮家のひとつであり、

港区白金台にある、
東京都庭園美術館は、
旧朝香宮邸だった建物をそのまま受け継いでおり、

アールデコ様式の美しい建物から、

昭和初期という厳しい時代の中での
優雅な生活と豊かな文化性を垣間見ることができます。

その一方で、朝香宮鳩彦は陸軍軍人としても重要な地位にあり、戦争指導に積極的にかかわっていたことでも有名ですね。

この記事は
朝香宮家の家系図や子孫について、
現在の当主である
朝香誠彦氏や朝香明彦氏について
見ていきたいと思います。

朝香宮鳩彦王による朝香宮家創設

朝香宮家の創設者は、
朝香宮鳩彦(あさかのみや・やすひこ)王です。

朝香宮鳩彦王は、
明治２０年に久邇宮朝彦親王の第八王子として生まれました。

朝香宮家は、
旧宮家のひとつである久邇宮家の分家筋にあたります。

久邇宮家は、
伏見宮家の分家といえるので、

いわば
朝香宮家は伏見宮家の分家の分家、
という言い方もできるでしょう。

朝香宮鳩彦王の家系図、妻と子供は?

朝香宮家の創始者である
朝香宮鳩彦王を中心とした家系図を確認していきます。

朝香宮鳩彦王（あさかのみや・やすひこおう）　1887-1981
久邇宮朝彦親王八男
朝香宮家を創立
陸軍大将
皇籍離脱後は、朝香鳩彦と名乗る

妻：允子内親王（のぶこないしんのう）
明治２４、明治天皇の八女

長女：紀久子女王
明治４４
侯爵鍋島直泰と結婚

長男：孚彦王（後述）

次男：正彦王
大正３
音羽侯爵家を創立し音羽正彦となる

次女：湛子（きよこ）女王
大正８
伯爵大給義龍と結婚

朝香宮鳩彦王の妻は、
明治天皇の娘にあたる方です。

朝香宮鳩彦王の家系図を見ると、
旧宮家の皇族ということもあって、
やはり現在の皇室とも関係が深いようです。

朝香宮家と天皇家との関係

朝香宮鳩彦王の妻は、
先ほど見た通り
明治天皇の娘にあたり、

また
朝香宮鳩彦王の兄にあたる、
久邇宮邦彦王は、
昭和天皇の妃である香淳皇后の父親にあたる人物です。

つまり
朝香宮鳩彦王からみると、
明治天皇は義父(妻の父親)、昭和天皇は義理の甥(姪の夫)、
という関係になり、

朝香宮鳩彦王の家系図を見渡すと、
極めて皇室と近いことがわかります。

朝香宮家2代目当主、朝香孚彦の家系図

では
朝香宮鳩彦王の息子である
朝香孚彦（あさか・たかひこ)の家族と家系図を見てみます。

朝香孚彦（あさか・たかひこ)　1912-1994
朝香宮鳩彦王長男
陸軍士官学校、陸軍大学校各卒
陸軍中佐
日本航空勤務

妻：千賀子さん
昭和６、伯爵藤堂高紹五女

長女：冨久子さん
昭和１６
女子美大油絵科卒業
南部利久氏と結婚、
のちに太平洋美術会勤務・鈴木克久氏と結婚

長男：誠彦さん(現在の当主)

次女・美仍子さん
昭和２０
日新製糖勤務・坂本喜春氏と結婚