中学受験する親の年収は多くないとダメ?私立中学と親の収入の関係

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August22 / Pixabay

 中学受験と親の年収の関係

昨今、
日本は格差社会に突入したという話が
散見されるようになりました。

特に問題になっているのが、
格差の世襲であり、
顕著な例として必ず挙げられるのが、
教育に関するものです。

要するに、子供の教育にお金をかけるだけの
余裕がある年収の親だけが
子供を中学受験をさせることが出来、

結果として子供を東大や早稲田、慶應といった
トップエリート校に合格、
さらには公務員や一流企業へと
就職させることができる、という見方です。

親の年収が子供にかける教育費を
左右するというのは、残念ながら真実でしょう。

特に将来へのパスポートがかかっている
中学受験をさせることは、
一部の親にとっては切実な問題です。

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小池百合子都知事の私立高校無償化政策

さて、2016年の東京都知事選挙において、
小池百合子東京都知事が誕生いたしました。

小池百合子都知事は、
私立高校無償化を公約に戦い、
その公約通り年収910万円以下の家庭の
私立高校生をもつ家庭へ学費の公的扶助を
実現する方向で動いています。

年収910万円以下といいますと、
ほとんどの家庭がその範囲に入るでしょうから、
実質的な私立高校の授業料無償化と
受け取る声もあるようです。

私立中学への学費支援はない

そうなると、
私立中学を受験させる親の立場となりますと、
私立中学校への公的な扶助もほしいところですが、

私立中学の学費の無償化の可能性に関しては、
限りなくゼロに近いといえるでしょう。

なぜなら、
中学校の教育課程は義務教育として、
小学校と並んで、公教育が行われているからです。

私立中学受験・進学は親の自己責任

私立の中学や小学校というのは、
本来ならば公費で賄われる義務教育を、
あえて自らの出費を承知の上で

親が子に受けさせるもの、
という位置づけなのです。

要するに、
私立中学で学ぶことは自己責任なのです。

兄弟姉妹がいれば、全員中学受験させることに…

そうなりますと、
当然公立の中学校へと通学する家庭よりも、
出費がかさむことになります。
さらに、もし二人以上子供がいた場合、
一人だけ私立中学に通わせる、
というわけにはいかないでしょう。

子供たちがそれぞれ合格する学校の
レベルの差が生まれてしまったとしても
それは仕方のないことですが、

一人だけ私立中学受験をさせて、
他の子供にはさせないというのは、
子供たちが傷つく子は明らかです。

中学受験させるなら、子供全員に、という覚悟が親には必要?

子供というのは、
自分を特別に扱ってほしいということ以上に、
自分を仲間外れにしてほしくないという
切実な思いを持っているものです。

親としては、
そこのことに気を付けなければなりません。

そうなりますと、
子供全員を私立中学の受験を
させることになりますが、
当然かなりの出費になります。

中学受験・私立中学進学にかかる費用は…

また、
中学受験に際してかかるお金として
見落としがちなのは、

授業料以外にもさまざまな出費が
かかることでしょう。

例えば、修学旅行が海外であることは、
現在では一般的なことですが、
そのための積立金をする必要があったり、
そのほかにも文化鑑賞をはじめとする
さまざまな校外学習イベントへの出費などです。

私立中学生の親の年収は高い、というのは必然

しかし、
私立中学においてもっとも大きな出費であり、
かつ注目されることがないのは、
寄付金ではないしょうか。

これは、
その私立中学校の校風に
左右されるところが大きいのですが、

いわゆる
お坊ちゃん学校、お嬢さん学校と言われる
名門私立中学は、寄付金の要請が多いですし、
また一回に求められる口数や金額も
大きなものであるようです。

中学受験をさせる親の年収は高い!

そのような事もあって、
やはり子供を私立中学を受験させる親というのは、
年収が多いのが一般的です。

そのためなのでしょうか、
有名芸能人の子供は、
有名私立中学校へ通うケースが多いようです。

親が芸能人であれば、中学受験にお金はかかるが…

実際、女性週刊誌やネット上には、
多くの有名芸能人の子供たちが
中学受験をして晴れて合格といったことが
よく報じられています。

いうまでもなく、
トップスターである芸能人は
収入も多いでしょうから、
授業料も多額の寄付も
問題なく支払うことが出来るはずです。

中学受験と親の年収の関係

しかし、子供を中学受験させる親の年収は、
子供に中学受験をさせない親よりも
多いという話がありますが、

かといって収入が多くなければ
私立中学が出来ないわけではありません。

一般的に、お金というものは、
あればあったでかえって
出費がかさむものを購入したりすることで、
出ていく側面があることは否めないものです。

親の年収が平均的な場合には

年収が平均所得並み、
あるいはそれ以下の場合は、

現在乗っている車のランクを下げたり、
あるいは母親がパートに出たりすることで
補っていることが多いようですね。

実際そのように
子供の私立中学のお金をねん出している家庭は、
そのような形が実情ではないでしょうか。

中学受験は親のエゴにならないように

私立中学の受験は、
子供の将来を思うと同時に、

また親のエゴを満たす行為にも
なりうるところが厄介なところですが、

自分の子供に
不幸になってほしいと思う親はいません。

子供に少しでもよい教育をうけさせて、
将来の選択肢を増やそうと願う心が、
私立中学の受験というかたちになっているわけですね。

今回は、私立中学受験と親の年収の相関性について考えてみました。

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