華族の意味と、現在の生活について

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Alansart / Pixabay

華族って何?

「華族(かぞく)」という言葉を、目にしたことのある方は多いと思います。
しかし、「華族」とは何か、と問われて正確に答えられる方は、それほど多くないのではないでしょうか?
そもそも、「華族」とは何なのでしょうか。
説明してまいりたいと思います。

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華族の意味は?

一言でいえば「華族とは、明治時代に成立した身分の一つ」であると言えます。
明治政府は、族称(ぞくしょう)というものを設けて、国民を三つの階級に分けました。
一番上が「華族」、次に「士族」、そして「平民」です。
これら三つの上に位置するのが「皇族」です。

こうした制度は、昭和22年(1947年)に廃止されたので、現在はありません。

華族の種類

華族になった家というのは、どのような家なのでしょうか。
いくつかのグループに分けられます。

公家華族…江戸時代に公家(貴族)だった家が華族になったものです。
近衛家・九条家・一条家・二条家・鷹司家など。

大名華族…江戸時代に大名だった家が華族になったものです。
島津家・前田家・伊達家・鍋島家・山内家など。

僧侶華族…江戸時代に大寺院の世襲住職だった家が華族になったものです。
大谷家・常磐井家・渋谷家・木辺家・華園家など。

神官華族…江戸時代に大神社の宮司だった家が華族になったものです。
阿蘇家・千家家・致津家・小野家・金子家など。

奈良華族…公家の子弟で出家していた者が、還俗して華族となったものです。
藤大路家・穂穙家・南家・太秦家・松園家など

主にこういった家です。
その他に、新華族といった人たちもいました。
明治維新や西南戦争、日露戦争などで功績があった人たちが、華族となったのです。
伊藤博文、大隈重信、山県有朋、西郷従道、勝海舟といった人たちがこれにあたります。

華族は、五つの等級に分けられます。
公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵です。
それぞれの家格に応じて、爵位を与えられました。

華族は、お金持ちだったか?

華族になった家は、1000家ほどしかありません。
人口比率で示すと、全国民中の0.01%くらいです。

華族だった家は、資産家だったのかというと、そうでもありません。
大名華族は裕福な家が多かったですが、他の華族はそれほど裕福というほどでも無かったようです。

しかし裕福だった家も、昭和恐慌や、戦中戦後の混乱で、没落してしまった家は多いです。

旧華族は、名門家系の象徴

このように没落してしまった華族ですが、戦後も名門家系ということで、社会的にはそれなりの待遇を受けました。

「旧華族(きゅうかぞく)」という言葉で、戦前に華族だった家を称し、華族制度がなくなったのにも関わらず、「華族」という言葉は、名門家系の代名詞のような意味を持つようになりました。

旧華族の社交クラブに「霞会館」というものがあります。
こちらは旧華族の子孫しか入会を認められていないものです。
また、東京ローンテニスクラブ東京乗馬倶楽部なども、旧華族の会員が多く、名門家系の社交クラブとなっているようです。

華族の家系調査について

もしも、自分の先祖が、華族だったというのならば、本格的に家系を調べてみてはいかがでしょうか。
戦前から、だいぶ時が流れたので、華族だった家系でも、現在はよくわからなくなっている家もあります。

また、華族は、東京や京都に本籍があったために、戸籍の廃棄が進んでいる場合が多いです。
基本的に、名門家系の調査は、記録が残っているのでスムーズにいくのですが、華族の場合でも、そうとは言い切れない部分もあります。
家系を調べるのは、早いに越したことはありません。

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