戸籍にみられる族称・族籍とは

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族称の起源と廃止

族称(ぞくしょう)、族籍(ぞくせき)と言われるものがあります。
族称・族籍とは終戦前までの、日本にあった身分を表す称号のことです。
華族(かぞく)・士族(しぞく)・平民(へいみん)と三つの族称があり、昔の戸籍には、こういった記載がされていました。

基本的には、元公家と元大名が華族とされ、元武士は士族、その他の身分は、平民とされました。
したがって、族称は、江戸時代の先祖が何をしていたのかを調べる際に、大きな判断材料となるものです。

終戦を経て、昭和22年(1947年)5月3日に施行された日本国憲法により、族称は廃止されました。
憲法第14条第1項で「法の下の平等」、第2項で「貴族制度の廃止」が盛り込まれております。

族称については、家系図を作成されている方から、よく質問を受けますので、ご紹介いたします。

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士族の記載がある戸籍を入手する方法

Q、
私の家系は、江戸時代には、武士だったという言い伝えがあります。
それを確かめるために、明治時代に士族になったのかどうかを調べたいと思います。
昔の戸籍には、族称の記載があったようですね。
現在、そういった戸籍を入手することはできるのでしょうか?

A、
役場に請求しても、現在は、族称部分が塗りつぶされたものしか発行されません。

戦後しばらくして、族称の記載部分については、塗抹処理がおこなわれました。
修正液で塗りつぶされているので、もともと何が書いてあったのかが分からなくなっております。
誰か親戚の方が、昔に取り寄せた戸籍がないか、調べてみるしかありませんね。

先祖の族称を調べるには

Q、
できるだけ簡単な方法で、先祖の族称を知る方法は、ないでしょうか?

A、
質問者様が、古いお宅にお住まいであれば、蔵などに、戦前のご先祖様の卒業証書や、公文書などが残っているかもしれません。
あるいは、履歴書の下書きといったものでも良いと思います。
こうしたものがあれば、族称の記載が見られるかもしれません。

それでも見つからなければ、現地調査を含む、大がかりなものをしなければならないでしょう。

華族・士族・平民の割合

Q、
華族・士族・平民の構成割合について、教えてください。

A、
明治9年(1876年)の時点では、

華族…0.01%
士族…5.5%
平民…94.5%
となっています。

その後、時代を下って大正7年(1918年)の時点では、

華族…0.01%
士族…4.1%
平民…95.9%
となっています。

士族の構成割合は、年々少しずつ低下していきました。
理由として考えられるのは、「分家」による一家創立があげられると思います。
分家によって、一家を創立した場合、平民になるので、分家が繰り返される度に、平民の族称を持つ家はどんどん増加していきます。

それに対し、士族の家が増えることは制度上ありませんでした。
したがって、士族の割合は低下していくことになりました。

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