梅若玄祥の妻と子供は?歴代梅若六郎(梅若実)の息子や娘、家族と梅若家の家系図は?
シテ方観世流の能楽師であり、その家系からは、
ものすごい才能を備えた能楽師を、代々輩出してきました。
梅若家の家系のおこりは、ものすごく古く、
梅若家は、いつの時代にも能楽の中心にいました。
能楽の歴史を振り返るうえで、欠かせません。
この記事は
梅若家の家系の歴史や、
梅若六郎の家系図。
当代の梅若実の名跡を名乗る、
梅若玄祥さんの家系図にいたるまでの
梅若家代々の妻や息子、娘など、家族や家系図に関する話題をお送りします。
梅若家の家系図は?先祖は元皇族・橘諸兄!
梅若六郎の家系図をさかのぼると、
奈良時代の貴族、橘諸兄(たちばなのもろえ)にまでさかのぼります。
橘諸兄は皇族出身であり、
梅若六郎の家系は、由緒ある家系のようです。
奈良時代におこった家系が現在までつづいている、というのは、
おどろきですね。
52世梅若六郎が、梅若実を名乗った最初の人物
梅若六郎家は、連綿として続き、
江戸時代後期に生まれた、
第52世梅若六郎が明治時代の能楽の復興に大きく貢献したことで、
近代においても梅若六郎家は、能楽界において大きな権威を持つにいたりました。
第52世梅若六郎は、梅若実(うめわかみのる)を名乗った最初の人物です。
梅若実は、梅若六郎を隠居した後に名乗る名前で、「隠居名」と言われるものです。
梅若実(初世)の息子、娘、家族は?
では、
近代梅若家の家系図を、
第52世梅若六郎(初世梅若実)から見ていき、息子、娘、家族について、確認していきましょう。
52世梅若六郎(初代:梅若実) 1828-1909
上野輸王寺御用達、鯨井平左衛門の長男
51世梅若六郎氏暘(うじあき)の養子。
近代梅若家の創始者。長男:初世梅若万三郎
次男:54世梅若六郎(2世梅若実)
長女:梅若津留子
四世観世清済の次男源次郎を婿養子として結婚するが、後に離縁する次女:梅若濱子
観世華雪と結婚孫:梅若千代
津留子の長女
新潟県、平野又一郎と結婚
梅若六郎(初代 梅若実)の家系図は、能楽の名門ということもあって、
家族の多くが能楽師や能楽関係者です。
梅若六郎(初代 梅若実)の家系は、観世家とも親戚同士になっています。
梅若実(2世)の息子や娘、家系図は?
次いで、
第54世梅若六郎(第2世梅若実)の家系図を見ていきましょう。
第54世梅若六郎(2世梅若実 梅若実邦) 1878-1959
明治28、前名・竹世から改名して家督を相続
梅若流宗家、能楽師男:梅若亀之(後継者)
男:梅若貞之
明治43同妻:梅若辰子
大正5、東京、桜井二郎長女三男:梅若泰男
大正6
慶応普通部卒長女:梅若たけ
明治34
東京、吉本清三と結婚二女:梅若静江
明治35
浅草家政女学校出身
東京、鈴木愛三と結婚三女:梅若文枝
明治44
九段精華高女出身
東京、大木章二と結婚五女:梅若貴美
大正3
九段精華高女出身
福王弥三郎と結婚六女:梅若智世
大正4
九段精華高女出身
東京、宇野信夫と結婚※家系図は敬称略
第54世梅若六郎(2世 梅若実)は、第52世梅若六郎(初代 梅若実)の息子ですが、
観世家出身の義兄(姉の夫)が第53世梅若六郎を襲名していたので(のちに観世家に戻る)、
その後を継いだので、
第54世梅若六郎となっています。
梅若実(3世)の妻と息子、娘、家系図!
それから
55世梅若六郎(3世梅若実)の妻や子供たち、家系図を見てみます。
55世梅若六郎 (3世梅若実 梅若亀之) 1907-1979
浅草精美高等小学校卒
梅若流宗家
能楽師妻:梅若秀子
明治44、東京、島田利右衛門四女妻:梅若圭子
明治45、東京、佐藤泰子養子長女:梅若曙子
昭和7
竹中氏と結婚次女:梅若登司子(梅若佳世子)
昭和9
能楽師・山本博之の長男、山本勝一と結婚三女:梅若恵美子
昭和10四女:梅若喬子
昭和15
吉住氏と結婚次男:梅若善政(後継者)
※家系図は敬称略
55世梅若六郎は、昭和に活躍した能楽師です。
55世梅若六郎の娘も能楽師の家系に嫁いでいます。
55世梅若六郎の二女は、
能楽師の山本博之さんの長男である能楽師・山本勝一さんと結婚しています。
山本家は シテ方観世流の職分家であり、
大阪市中央区の山本能楽堂を経営している能楽の名門家系のひとつです。
梅若玄祥(梅若紀彰)が56世梅若六郎
そして
55世梅若六郎の次男が56世梅若六郎。
当代の梅若実(第4世)になります。
能楽師の方は、本名や世襲名などいろいろあるので、わかりにくいこともありますね。
56世梅若六郎は、4世梅若実であり、
生まれた時の本名は梅若善政ですが、別名を梅若玄祥といいます。
梅若景英、梅若六之丞と名乗っていた時期もあって、その後改名されて
梅若紀彰とも名乗られていました。(当代の梅若紀彰はいとこが名乗っています)
いくつも名前があるのですが、
梅若玄祥(うめわか げんしょう)として認識されていることが多いようです。
梅若玄祥の妻、梅若和子さんは、マドラス岩田家の娘で、岩田剛典の親戚!
56世梅若六郎(梅若玄祥)さんは、
梅若流宗家の能楽師であり、梅若会理事長を務められています。
梅若玄祥さんの妻や子供について、家族の情報についてですが、
梅若玄祥さんの妻は、
能楽師の家系の出身ではなく、一般家庭の出身です。
梅若玄祥さんの妻の名前は
梅若和子さんといいます。
紳士靴メーカーとして有名なマドラスの社長、岩田誠三の長女であり、慶應大学法学部卒、ケンブリッジ大学に留学したという学歴で、
梅若インターナショナル代表をつとめられています。
梅若玄祥さんの妻、梅若和子さんの実家の、
マドラスの経営者岩田家は、岩田剛典さんの家系です。
つまり、
梅若玄祥さんと岩田剛典さんは親戚になるのですね。
梅若玄祥さんの妻、梅若和子さんのいとこ(マドラス社長・岩田達七さん)の息子が
岩田剛典さんという関係になります。
岩田剛典の実家は名古屋市瑞穂区?父親の会社マドラスの家系図と親戚は?
梅若玄祥、梅若和子さんの子供は娘?息子?
梅若玄祥さん、梅若和子さんの子供は、
娘さんがいらっしゃるようで、
梅若インターナショナル代表の梅若幸子さんです。
梅若幸子さんは、
慶應大学卒業ということで、
梅若玄祥さんの妻、梅若和子さん同様、慶應大学のご出身です。
それでは、
当代の梅若実の名跡を名乗る、
梅若玄祥さんの家系図にいたるまでの
梅若家代々の妻や息子、娘など、家族や家系図に関する話題をお送りしました。