珍しい苗字は家系調査に有利
日本には多くの種類の苗字があるので、珍しい苗字を持つ方も多いと思います。
生まれてから一度も同じ苗字の人を見かけたことがない、なんていう方もいるでしょう。
珍しい苗字の方は、自分の苗字のルーツについて一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
苗字のルーツ探しから、家系図へと関心が移っていく方は多いです。
実際に、ありふれた苗字を持つ方よりも、珍しい苗字を持つ方のほうがルーツ探しに熱心な傾向にあります。
家系図作成の調査をしていくにあたって、珍しい苗字の方は、ありふれた苗字を持つ方よりも恵まれた状況にあるといえます。
その理由について説明しましょう。
不可能な調査が可能になる
よく、「苗字から先祖が分かるのではないか?」と思われる方がいますが、そうでもありません。
苗字から得られる情報は、かなり大ざっぱなものであって、細かいことまでは分からないのです。
同じ苗字を名乗っていても、すべてが同じ流れなのではなく、いろいろな系統があるからです。
ところが、珍しい苗字の場合であれば、こうしたことも可能になります。
苗字のルーツは、約8割は地名から起こっているので、同じ地名を探せば、そこが先祖のルーツの土地であるといったこともあるのです。
参照記事
苗字のルーツから家系図を作る方法
同姓同名の他人がいない
それから、珍しい苗字の方は、以下の点でも恵まれています。
それは、文献調査で先祖のことを調べていて、同姓同名の方が見あたらないことです。
先祖がありふれた苗字と名前の組み合わせだった場合、先祖の名前が資料に出てきても、それが当人かどうか特定できないこともあります。
珍しい苗字だと、こういったことは起こりにくいです。
これは、先祖を探すうえで、とても有利な点としてあげられます。
これは、親戚探しの際にも当てはまります。
電話帳を開いて、遠い親戚かもしれないという人を探し出す際に、ありふれた苗字の方であれば、多くの方が候補にあがってしまいます。
ところが、珍しい苗字であれば、同じ苗字を持つ方は少ないわけです。
電話帳を開いても、全国に数十軒・数百軒しかないというような場合であれば、親戚候補の人を絞り込んでいくのが、簡単になります。
家系図作成調査に協力的!
また、珍しい苗字を持つ方は、家系図の作成調査に協力的なことが多いです。
きっと、珍しい苗字を持っているということで、みんな自分の先祖や家系に、興味をもっているのだと思います。
同じ苗字の人を調べて、「家系について何か分かっていることがあれば、教えてください」というような手紙を書いても、丁寧に返信される方も多いです。
以上の点から、珍しい苗字を持つ方は、家系図を作っていく上で、とても恵まれた境遇にあるといえます。
是非、ご先祖のことを調べてみてはいかがでしょうか。