武士と侍と足軽と徒士の違いと意味は?階級の一覧は?浪人は?

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DeltaWorks / Pixabay

武士の階級一覧!侍と徒士、足軽、浪人の意味と違い、関連性は?

武士という言葉に、
関連する言葉は、
意外に多くあります。

・侍(さむらい)
・足軽(あしがる)
・徒士(かち)

ほかには、
武者(むしゃ)なんていう言葉もあります。
武士や侍、足軽
といった言葉を、
普段ごっちゃにして、
使ってしまうことが多いですが、

それぞれの言葉の、
意味と違いや、
関連性を、
知りたい、
という方も多いようです。

ということで、
武士・侍・足軽・徒士(かち)の意味と違いと、
武士の階級の一覧について、
見ていきたいと思います。

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武士という言葉の意味は?「士分」とは?

武士という言葉の意味は、
「士分(しぶん)であるもの」
のこと、
とされています。

では、
「士分」とは、
どういった意味か、
調べてみると、

「武士であること」という
意味が解説してあるものが
多いので、
同じ言葉の反復になってしまって、
結局わけがわからない、という事になってしまいます。

「武士」や「士分」といった、
言葉の意味を理解するよりも、
次のようにとらえた方が、
分かりやすいと思います。

「武士とは、侍、徒士(かち)、足軽、浪人といった身分を総合したもの」

とりあえず、
武士という言葉は、
このような意味だと
考えておけばよいでしょう。

武士の階級で、侍、徒士、足軽、浪人の意味と違いを探る

では、
侍と徒士、足軽、浪人の、
意味の違いは何か、
といったことを、
見ていきましょう。

はじめに、
浪人については、
現在でも、
大学浪人、就職浪人といった、
言葉がありますが、
「どこの組織にも所属していない武士」
という意味です。

侍、徒士、足軽は、
武士の階級を示す言葉で、

上から偉い順に、
侍→徒士→足軽
となります。

侍が一番偉くて、
足軽が一番下っ端です。

侍の意味と、ほかの武士の階級との違い

侍、徒士、足軽という言葉の、
意味と違いを理解するために、

江戸時代の武士の階級を、
一覧にして、
詳しく見ていきましょう。

一口に武士といっても、
細かく階層化されていたんですね。
武士の階級を分類する場合、
このように一覧にして、
整理できると思います。

・侍(さむらい)
・徒士(かち)
・足軽(あしがる)

上から順番に、
説明して参りましょう。
「侍(さむらい)」が、
最も上位に位置します。

現在では、
「侍」というと
「武士」と同義語だと考える方が多いと思います。
しかし、
もともと「侍」とは、
「上級の武士」のみを指す言葉です。

侍は、武士の中でも特権的な階級

侍は、
騎乗が許されております。
別の言い方をすると、
侍以外の武士は、
馬に乗る資格がない、
ということになります。

時代劇などを見ていると、
武士が馬に乗るのは、
当たり前のように
思われるかもしれませんが、
それは一部の階層のみに
許された特権だったのです。

徒士の意味と、ほかの武士階級との違い

次に、
徒士(かち)という言葉の意味と、
ほかの階級との違いについて、
見ていきます。

徒士は、
前述の侍とは違い、
騎乗が許されない身分ですが、
武士階級として、それなりの身分として待遇されます。

足軽の意味と、ほかの武士階級との違い

そして最後に、
足軽(あしがる)という言葉の意味と、
ほかの階級の武士との違いを、
見ていきます。

足軽は、
下級の武士とされています。

時代と地域によっては、
足軽は士分ではない=武士ではない、
とされることもあるのですが、

基本的に、
足軽は武士である、
という理解でよいと思います。

武士であるものの、
足軽であれば、
主君への「お目見え」が許されませんでした。
「お目見え」とは、
主君と対面することを言います。

上級武士、中級武士、下級武士の割合と定義

よく
上級武士、中級武士、下級武士のような、
言われ方をされることがあります。

そうした場合、
上級武士といえば、「侍」のみを指します。

藩によって大きく異なるのですが、
侍の割合は、
武士全体の2割くらいしかいなかったと言います。

侍が上級武士だとすると、
それに順ずる徒士(かち)と足軽が、
それぞれ中級武士・下級武士、
というように分類できます。

このように、
武士・侍・足軽・徒士(かち)の意味と違いと、
武士の階級の一覧について、
整理しました。

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