澁澤龍彦と渋沢栄一の関係は?家系図や先祖、父親と母親、兄弟は?妻や子供、子孫は?

フランス文学の翻訳家として知られる、
澁澤龍彦(しぶさわたつひこ)。

種村季弘とともに、
西欧の幻想文学の翻訳、紹介者として、
著名な人物です。

澁澤龍彦は、
非常に興味をひく人物であり、
近年、若い読者も増えているようです。

この記事は
澁澤龍彦の妻や父親、母親、兄弟、家族構成や、
渋沢栄一との関係など家系図に関する話題を見ていきます。

澁澤龍彦と渋沢栄一は親戚関係?

澁澤龍彦の出身地は
現在の埼玉県深谷市です。

澁澤龍彦は、
江戸時代に栄えた豪農の家系に生まれました。

澁澤龍彦の家系は、
深谷の澁澤家の本家にあたり、

渋沢栄一を出した家は、
澁澤家の分家にあたります。

ということですので、
澁澤龍彦と渋沢栄一は親戚関係にあると言えます。

澁澤龍彦と渋沢栄一の家系図上の関係は?

澁澤龍彦と渋沢栄一との関係を整理してみます。

澁澤龍彦の高祖父(祖父の祖父)にあたる、
三代目澁澤宗助の弟、澁澤市右衛門の息子が
渋沢栄一です。

澁澤龍彦と渋沢栄一は
血縁関係にある親戚同士ですが、
それほど近い関係ではないのですね。

澁澤龍彦の家系図

では
澁澤龍彦の家系図を見ていきたいと思います。
澁澤龍彦の祖父である、
六代目澁澤宗助の代から見てきましょう。

澁澤宗助(六代目)
文久２年、五代目・澁澤宗助息子
地主、農業

妻：トク
元治元年

長男：長康
早大商科卒
東京毛織物会社員

二男：虎雄
明治２２
東京帝大建築科卒
貴族院議員、横山久太郎の養子となる

三男・武　(澁澤龍彦の父親)

四男・茂
東京帝大中退、明大卒

澁澤龍彦の祖父は、
埼玉県深谷の大地主である、
澁澤家本家の出身です。

澁澤龍彦によると、
澁澤家は祖父の代には、没落してしまったそうですが、

澁澤龍彦の家系図を見ると、
華麗な親族関係があることがわかります。

澁澤龍彦の家系図は、秩父セメント諸井家や小泉信三につながる

澁澤龍彦の祖父、
澁澤宗助の叔母の左久は、
秩父セメント(太平洋セメントの前身のひとつ)の
創業者家系の、
諸井徳衛と結婚しています。

また
澁澤龍彦の叔父は、
実業家で貴族院議員にもなった、
横山久太郎の養子になっていて、

横山久太郎は、
親子2代で慶應義塾塾長をつとめた
小泉信吉、小泉信三親子とも親戚になります。

澁澤龍彦の父親、澁澤武の家系図

では
澁澤龍彦の父親について。

澁澤龍彦の父親の
澁澤武を中心にした家系図です。

澁澤武
明治２８、澁澤宗助三男
東京帝大法科卒
三井物産石炭部を経て武州銀行に移り
武州銀行入間川支店長、千住支店支配人、
本店検査役などを務める

妻・節子
明治３９、衆議院議員、磯部保次長女
聖心女子学院卒

長男・龍雄(澁澤龍彦の本名)

長女・幸子
昭和５
津田塾大英文科卒
トルコ研究家

二女・道子
昭和７
東大仏文科卒
詩人
画家・矢野眞と結婚

三女・万知子
昭和１４
東京外大イタリア語科卒
商社勤務、坂斉氏と結婚