東伏見慈洽・東伏見慈晃・東伏見光晋氏【青蓮院門主】の家系図は?東伏見宮家の子孫の現在は?

東伏見宮家(ひがしふしみのみやけ)。

東伏見宮家は、廃絶された宮家です。

現在でも
葉山には、
東伏見宮別邸が残っております。

そして
東伏見宮ゆかりの
東伏見家は、
現在でも存在しています。

京都の青蓮院門主は、
東伏見家から出ており、現在でも名門であることが分かります。

この記事は
東伏見宮家の家系図や現在の子孫に関することを
整理していきたいと思います。

東伏見宮依仁と東伏見宮家

東伏見宮家の創設は、
東伏見宮依仁親王によっておこなわれました。

東伏見宮依仁は、
伏見宮邦家の17男として生まれました。

明治18年に
小松宮彰仁親王の養子となっていますが、
その後、明治36年に、
東伏見宮家を創設しています。

実は
東伏見宮家というのは、以前にも存在していた宮家であり、
東伏見宮家を再興したいのでした。

東伏見宮依仁親王の妻と子供、家系図は?

では、
東伏見宮依仁の妻や、子供について、
家族のことを見ていきましょう。

東伏見宮依仁親王　1867-1922
伏見宮邦家親王１７男
明治１８年に小松宮彰仁親王養子となり
東伏見宮家を創設する
海軍兵学校出身
元帥　海軍大将
軍事参議官

先妻：東伏見宮八重子
旧土佐藩主・山内豊信の三女

後妻：東伏見宮周子
明治９　公爵岩倉具定の長女

東伏見宮依仁の妻は、
先妻が土佐藩主の山内家の娘で、
後妻が岩倉具視の息子、岩倉具定の長女でした。

東伏見宮依仁には、
子供はいませんでした。

東伏見宮周子は戦後の皇籍離脱によって民間人になる

東伏見宮依仁は
大正11年の1922年になくなっています。

東伏見宮家には、
妻の東伏見宮周子(かねこ)が長く生きているので、
東伏見宮家自体は、
男性皇族なき後も、しばらく存続していました。

戦後の皇籍離脱時に、
東伏見宮周子は民間人となり、1955年まで存命でした。

東伏見宮依仁の養子?東伏見邦英とは?

東伏見宮依仁親王に、
子供はいなかったのですが、
養子のような方がいました。

「養子のような方」という言い方をするのは、
この時代の制度では、皇室が養子をとることがないから、
ということなのですが、

つまり
他家から預かっていて
可愛がっている子供がいた、という意味です。

久邇宮邦彦王の三男である、邦英王を
東伏見宮家では可愛がっていました。

東伏見宮家と、東伏見伯爵家は別の家だが、祭祀を継承

そうしたゆかりがあったということで、
久邇宮邦英王は、臣籍降下するときに
東伏見という苗字をもらい、華族(伯爵)になり東伏見邦英となりました。

東伏見邦英は、
東伏見宮家の祭祀を継承していますが、

東伏見宮家と東伏見伯爵家は、
まったく別の家です。

東伏見宮家は、宮家ですが、
東伏見家は、久邇宮家からわかれてできた伯爵家です。

東伏見慈洽【青蓮院門主】の妻と息子、娘、家系図

さて、
東伏見邦英について見ていきます。
東伏見邦英は、京都の旧門跡寺院の名刹、青蓮院に入り、門主となります。
法名は、
東伏見慈洽(ひがしふしみじごう) といいました。

それでは、
東伏見慈洽の妻や子供、子孫、家系図について見ていきましょう。

東伏見慈洽(東伏見じごう) 　伯爵
明治４３、久邇宮邦彦王、俔子の三男
旧名は東伏見邦英
臣籍降下して、東伏見伯爵家を創設
京大文学部国史学科、京大大学院
青蓮院門跡

妻：東伏見保子さん
大正７、東北開発総裁・亀井茲建妹
女子学習院出身

長男：東伏見韶淑さん
昭和１５
日大理工学部出身
ホテルハイジ代表取締役

二男：東伏見慈晃さん
昭和１７
中大法学部出身
あさひ銀行
青蓮院門跡

三男：東伏見睿淑さん
昭和２０
学習院大経済出身
IDセンター代表取締役

長女：東伏見具仁子さん
昭和１２
西川昇さんと結婚