体育嫌いの理由とは?トラウマになって、不登校の原因にもなる?体育科目の特異性を指摘する
考えてみますと、
体育とは変わった科目です。
なぜなら学校というものは
基本的に勉強をするところであり
学力の向上が主な目的で、
そのため授業時間も
国語や算数、理科、社会といった、
いわゆる基本教科がその中心を占めています。
体育という科目の、特異な性質
そのような中にあって、
体育が学校の授業で占める位置は
極めて特異なものであると言えるでしょう。
なぜなら、
体育というものは、
あきらかに学ぶ時間ではないからです。
体育は遊ぶだけの時間、と考える子供もいる
したがって、
体育の時間は授業とは名ばかりで
実際は自由に体を動かす、
もっといえば、
ただ遊ぶだけの時間である、
と考える子供が、大半のようです。
体育嫌いの理由は「強制」
しかし同時に、
体育が嫌いだという子供は
確実に存在します。
その理由について考えてみますと、
ひとつは強制という点が
あるかと思います。
体育は体を動かすといっても、
決して勝手気ままな時間ではありません。
そのような拘束を
体育が嫌いなことの理由として
挙げる子供は多いようですね。
体育が嫌いな子供がいるのに、体育を教える理由は?
では、
体育の主な目的とは何でしょうか。
もちろん子供の体を元気に
成長させるということもあるでしょうが、
それ以上に、
子供を将来規律のとれた
社会人にすることこそが
体育の目的であり、
体育が学校教育として
行われている理由であるという
考え方もあるようです。
体育が嫌いになる理由は、強制されるのが嫌だから
つまり、
上位者の命令を
実行するという事を覚える学校教育が、
体育の授業であるというのです。
このような考え方が正しいとすると、
子供が体育嫌いになる
理由もわかってきます。
体育が嫌いだという子供は、
強制されることが嫌いな
子供である可能性が高いといえるかもしれません。
体育嫌いが理由で、不登校になる子供もいる
もっとも、
強制されることが嫌いだといって、
イコール協調性がない、
というわけではないのは、言うまでもありません。
しかし、
子供の中には強制をされることが
本当に嫌いな子供がいて、
そのような子供は
体育が嫌いなあまり、
不登校になってしまうことも
珍しくありません。
体育嫌いが不登校になる理由は?
では、どうして
体育が嫌いということが、
不登校に結び付つくのでしょうか。
その理由として
挙げられるのものとしては、
体育は運動が
嫌いな子供にとっては、
動作一つが
クラスメイトから笑いものになったり、
さらには
心無い教師から叱責されるなどして、
トラウマになってしまう、
ということがあるようです。
体育嫌いの子供が不登校になる、トラウマとは?
不登校には
学校生活での何らかの
トラウマ的な体験が
絡んでいるという見方があるようですが、
体育が嫌いという
子供に関しては、
自分の動作が笑われるということは、
自分の存在そのものが
笑われるという風に感じてしまうのでしょう。
体育嫌いの理由がトラウマであれば、不登校と結びつくことも
そのような心無い行為が、
子供の心にトラウマになり、
体育嫌いの理由となり、
結果として
不登校になってしまっても、
なんら不思議ではないでしょう。
今回は
「体育嫌いの原因と、トラウマや不登校になる理由」について考えてみました。