郷土史の調査
難易度/ ☆☆
有効性/ ☆☆☆☆
費用/ ☆
所要時間/ ☆☆☆
必要なもの/ 無し
※調査の前にやっておくべきこと
戸籍調査
家系図作成に必須となる郷土史調査
郷土史の理解は、先祖を調べ、家系図を作成する上で、必須なものです。
一番古い戸籍に表示されている本籍を含む市町村の、郷土史の本を手当たり次第、読みましょう。
可能ならば、この調査は、現地におもむく前に済ませておきたいものです。
とはいっても、こういった本は、お住まいの地域の図書館には、おそらく無いでしょう。
そういった場合には、先祖の本籍地にある図書館まで、直接足を運ぶことになります。
そうなると、現地調査をする段階で、墓地の調査や本家宅への訪問と、同時におこなうことになります。
郷土史調査のメリット、デメリット
郷土史調査のメリット・デメリットを簡潔にまとめてみましょう。
メリット
・先祖が暮らしてきた村の歴史が分かる
・先祖の職業などが明らかになる場合がある
・親戚のことが分かる
・庄屋や戸長といった村の名士を知ることで、今後の調査の手がかりが得られる
・寺や神社を知ることで、先祖が檀家となっていた寺や、氏子となっていた神社が分かる
デメリット
・現地に行かないと郷土史の本を見られない場合がある
このように、まとめられると思います。
村全体の歴史から、個々の家系の歴史が分かる
郷土史を調べることで得られるものは、とても大きいです。
先祖が住んだ村の歴史を知ることで、どのように自分の先祖が暮らしてきたのかを、想像することができます。
村全体の歴史から、個々の家系の歴史が分かってくるのです。
郷土史調査から得られること
直接、先祖の名前の記載が見られることもあります。
また、親戚と思われる人が、出ている場合もあります。
そして、自分の家とは直接関係無さそうに思える、庄屋や戸長(こちょう)といった村の名士を知るのは、とても大事なこととなってきます。
今後の家系調査に役立ってくる
なぜかというと、宗門人別帳とか、壬申戸籍といった、自分の先祖に関わる資料が、庄屋宅に保存されているケースがあるからです。
庄屋宅が分かれば、そちらの子孫に問い合わせて、そういったものを見せてもらうこともできます。
あと、寺や神社の記載も参考になると思います。
寺や神社にも、先祖に関する記録が眠っているかもしれません。
今後の調査に役立ってくることなので、郷土史の調査は是非やっておくべきです。
関連記事
庄屋・名主ってどういう意味?