誤記・誤植は、先祖調査の大敵 

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geralt / Pixabay

家系図作成調査での誤記との付き合い方

昔の印刷物や古文書には多くの誤記があります。
現在でも出版物では、たまに誤植がみられますね。
ワープロソフトを使えば、ある程度誤記を防ぐことができますが、手書きの文書だと、どうしても誤記が生じやすくなってしまいます。

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最も困る人名の誤記

印刷物や古文書において見られる誤記で、一番困るのは人名の誤記です。
郷土史の研究であれば、人名を間違えても、全体としての意味は通りますので、それほど大きな問題にはなりませんが、家系図を作成している場合には、非常に困ります。

先祖を調べる場合には、先祖の名前を文中から、拾い出す作業になります。
分量のある資料を見る場合には、人名の箇所のみをチェックします。
資料をすべて読んでいると、膨大な時間がかかってしまうので、仕方ありません。
もしも先祖の名前が見つかれば、該当箇所を丁寧に読んでいくことになります。

しかし、もしも人名が誤って書かれていたら、見落としてしまうことになります。
先祖のことが書かれてあるにも関わらず、誤記のせいで、その情報にたどりつけないというのは、悔しいですね。

あらかじめ誤記を想定しておく

昔の印刷物や古文書を見る場合には、このような誤記があることを、あらかじめ頭に入れておきましょう。
例えば、「○右衛門」が「○左衛門」と間違って表記されていることは、とても多いです。
もちろん、その逆もあります。
「○左衛門」が「○右衛門」になっているケースです。

あとは、旧字体が関係するものも要注意です。
「實」は「実」の旧字体ですが、「見」の旧字体だと誤読する人は多いです。
例えば「辺實」という苗字が、「辺見」と記されていたりします。
「與」は「与」の旧字体ですが、「興」に似ているので混同されることがあります。

家系調査の際は入念にチェック

昔の印刷物や古文書をもとに、家系を調べるときには、先祖の苗字や名前に含まれるどの文字が、間違われやすいかを頭に入れておきましょう。
珍しい苗字であれば、その資料に見られる同姓の方をすべてチェックするくらいでも良いと思います。

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