連帯責任は理不尽だ!日本の会社に特有な問題点とは?

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Pexels / Pixabay

連帯責任の理不尽さは、日本の会社特有のしくみが、生み出している

学生時代が終わり、
社会人になりますと
さまざまな理不尽な思いをすることになります。

そのたびに
学生時代は何と
気楽だったのだろうかと思うわけですが、

そう思ってみたところで
時間が巻き戻るわけでもなく、
かえって自分が置かれている
いま目の前の
理不尽な境遇が浮き彫りにされます。

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連帯責任は理不尽だが、日本の学校や会社では…

社会人になって経験する
理不尽なものといいますと、
連帯責任が挙げられるでしょう。

たしかに
学生時代においても
体育会や運動部のクラブ活動などで
連帯責任というものは
経験することもありますが、

社会人になり
会社組織に所属しますと、

会社の一員であるという
そのこと自体が、
いわば連帯責任の
そもそもの原因であるとも
いえるかもしれません。

日本の会社で、連帯責任が理不尽だと感じるとき

会社における
連帯責任の最たるものは、

自分のミスでもないにも関わらず
時として同じ会社の人間、
同じ部署の人間であるという理由から、

謝罪をしなければならない
立場に置かれることでしょう。

連帯責任が理不尽だと感じるのは、会社のクレーム対応!

このような
理不尽な思いを特に感じるのは、
クレーム対応の電話ではないでしょうか。

クレームの電話というものは、
何もお客様サービスセンターにだけに
かかってくるものではないことは、
会社員として働いている
社会人であれば誰でも知っていることであり、

目の前の電話が鳴っていて、
たまたま出たら
クレーム電話だった、ということはよくあることです。

クレーム電話は、とても理不尽な連帯責任!

クレーム電話の厄介なところは、
自分の仕事が
中断させられることは勿論ですが、

明かに自分が関わっていない事に関しても、
まさに同じ会社に所属している人間として、
連帯責任として
謝罪をしなければならないということです。

これを連帯責任と言わずして、
何を連帯責任といえばいいでしょう!

連帯責任が日本の会社にある理由

では、どうして
日本の会社では、
このような連帯責任を強要するような
風土があるのでしょうか。
そのことについて、考えてみたいと思います。

その背景には、
日本特有の組織の考え方があり、
それによって作られているのが、
日本の会社組織なのではないかと思うのです。

日本の会社の特徴が、連帯責任を生み出している

日本企業の特徴は、欧米企業と比べて、
個人個人の仕事の区分
明確でないことが挙げられます。

つまり、
会社で人材を採用するときに、
この人はこの仕事の
プロフェッショナルであるから、
他の仕事には関係ない、

というような考え方をしないのが、
日本の会社であるというわけです。

連帯責任が生じる、日本の会社組織のしくみ

日本の会社における
連帯責任の理由は、ここにあるように思います。

言い換えれば、
日本の会社は個人の仕事の範囲、
責任の範囲があいまいであるため、

ミスに直接関係のない人間までもが
連帯責任を負わされる、
ということになるのです。

会社に所属することで、責任があるのは当然だが、連帯責任は理不尽

もっとも、会社に限らず
あらゆる組織に所属をするということは、
それによる利益を
得ることになりますので、

その担保として
ある組織に所属する人間は
所属する組織に
責任を負うのは当然のことではあります。

日本の会社特有に見る、連帯責任の理不尽さ

しかし、
日本の会社において負わされる
連帯責任については、

そのような正当な
責任分担の枠
超えていると言えるかもしれません。

連帯責任という考え方の背景には、
日本の会社組織特有
問題点があるようです。

今回は、
「理不尽な連帯責任と、日本の会社特有における問題点との関係性」
について考えてみました。

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