「森三中」、大島美幸さんの先祖調査
今回は、森三中の大島美幸さんのファミリーヒストリーです。
予告編で「先祖は力士か?」とあったので、どういった内容なのか気になっていました。
それでは、いつも通り、当サイトならではの家系調査の専門的知識を駆使して、番組の調査方法を分析し感想を述べていきたいと思います。
母方先祖に力士がいた!?
大島美幸さんの実家は、栃木県太田原市にあります。
実家は兼業農家です。現在も、大島美幸さんの両親が農業をしています。
大島美幸さんの母・大島美代子さんに取材すると、「先祖に相撲取りがいた」ということです。
それ以上、詳しいことは分からないというので、番組では、この先祖のことを調べることにしました。
草相撲の力士
番組取材班は、大島美幸さんの母方の親族への聞き取り調査をおこないます。
すると、相撲取りだったという先祖のことを覚えている人がいました。
その方の話によれば、大島美幸さんの高祖父にあたる人物が、地元で活躍した草相撲(くさずもう)の力士だったといいます。
「草相撲」とは、あまり見慣れない言葉ですね。
「草野球」の相撲版なのでしょう。
ついこのあいだ放送した、松崎しげるさんのファミリーヒストリーでも、先祖が相撲取りだったという内容でしたね。
参照記事
松崎しげるさんのファミリーヒストリー
大島美幸さんの祖父母
その後、番組では大島美幸さんの祖父母へと話題が移っていきます。
大島美幸さんの祖父・兼作は、大正13年に生まれました。
14才で、荷馬車引きの仕事を手伝い始め、22才で、トシ子さんと、結婚をして四人の子どもに恵まれました。
この四人の子どものうちの一人が、大島美幸さんの母である大島美代子さんです。
しかし、大島美幸さんの祖母・トシ子さんは早くなくなってしまします。
大島美幸さんの母・美代子さんは、実母のことを全然覚えていないそうです。
再婚と、深い愛情
その後、兼作は、佐藤アサという女性と再婚します。
当時4才だった美代子さんは、アサを実の母だと信じて育ちました。
実の親子ではないものの、美代子さんは継母から深い愛情を受けて育ちました。
スポーツ万能だった美代子さんは、一日も早く働いて母を安心させたいと、看護師になりました。
そして、昭和53年、24歳の美代子さんは、大島久夫さんと見合い結婚します。
そして、二人のあいだに生まれたのが、大島美幸さんです。
戦後の個人史は調べやすい
今回は、主に大島美幸さんの母に焦点があてられていたので、戦後の時代を扱った個人史といった内容でした。
「先祖調査」・「家系図作成」といったものとは、趣旨が異なり、あまり参考になる部分はありませんでした。
番組の調査内容も、特筆すべきものはなく、関係者への聞き取り調査を根気よくすれば可能なものです。
時代が近いものを扱ったほうが、調査が容易なのは言うまでもありません。
そういった点で、今回のファミリーヒストリーの調査は、簡単だったと思います。
といっても、番組自体の魅力がそこなわれるものではありません。充分感動的な内容のものでありました。次回の放送も楽しみにしたいと思います。