皇別摂家の意味とは?皇位継承順位との関係は?子孫や家系図と旧皇族と華族との関係?
皇位継承問題というのは、日ごろ話題になることが多いですね。
日本の皇室は、
男系相続がなされていましたので、
皇位継承を考えるうえで
最近では旧宮家や、
皇別摂家にも注目が集まるようになってきました。
この記事では、
皇位継承問題において話題になることが多い
皇別摂家について、見ていきたいと思います。
イギリスの皇位継承順位について
イギリスでは王位継承順位が民間人も含めて、
相当な数まで、しっかりと決まっておるようですが、
日本はそうではありません。
しかし、
イギリス式に皇室の家系図をさかのぼって、
皇位継承順位を割り出してみると、
実にいろいろな方がいることに気づきます。
皇別摂家とは、天皇家から養子が入った家系のこと
皇位継承順位の上位者は、
皇別摂家といわれる家系につらなる方です。
皇別摂家という言葉は
あまり見慣れない言葉ですが、
どんな意味なのかを、はじめに説明しておきます。
皇別摂家とは、
天皇の息子である親王が養子入りした家系のことです。
江戸時代以降では、
近衛家と一条家、鷹司家に親王が養子入りしているので、
この三家の子孫は、天皇の男系の子孫ということになります。
皇別摂家のうち、皇位継承順位が高位なのは…
では皇別摂家の子孫たちで、
皇位継承順位が高い方はどなたか、といったことに触れてみます。
現在、最も皇位継承順位が高いのは、
真宗興正派門主の華園真暢氏です。
華園家は旧男爵家でした。
そして、
旧男爵家、梶野家の子孫である長野神社宮司の梶野行淳さんと、
そのご子息である梶野行良さんです。
梶野家は通称奈良華族といわれる家系で、
奈良興福寺の門跡寺院、無量寿院住職の子孫です。
その次に、
旧公爵家の徳大寺家の子孫である徳大寺公英さんです。
徳大寺公英さんは美術評論家であり、
掌典長をつとめた徳大寺實厚さんの息子さんです。
このように、
皇別摂家の子孫たちは
現在も要職についておられるようですね。
皇別摂家は、
皇位継承問題を考える際に、キーワードになることもあるので、
覚えておくと良いでしょう。