陸軍士官学校や陸軍大学校を出たエリート軍人の出世について

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dexmac / Pixabay

戦前の陸軍将校の出世事情?陸軍大将になるには?

陸軍士官学校卒のエリート軍人たちの出世について見ていきます。

陸軍の高級将校になるためには

陸軍士官学校を出ていることが条件となります。

士官学校をでると少尉に任官し、中尉、大尉と昇級します。

大尉になるころには士官学校を出てから10年くらいたった頃です。

経験を積んで着々と昇級していきます。

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中佐や大佐になると、退役する軍人も多い

さて、大尉の次はいよいよ少佐になります。

佐官といわれ、陸軍のなかでも重要な地位に着きます。

士官学校さえ出ていれば、少佐まではほぼ確実になれるようです。

中佐、大佐となる頃には、士官学校を出てから20年くらいは経過しているので、

退官するものも多くなり、

中佐や大佐ともなれば、陸軍軍人の階級としては、もう充分に出世した、と言えるほどの地位です。

陸軍大将の人数は134人のみ

大佐の次が少将です。

少将からは将官となります。

少将以上の地位になると、陸軍大学校を出ていることが求められることが多いです。

陸軍士官学校を出たエリートのなかでも、選りすぐりのエリートたちが陸軍大学校に学ぶの

で、相当な狭き門です。

少将から中将、大将と昇級していきます。

大将になれる軍人というのはそれほど多くいません。

同期の中で一人も出なかった、ということすらあります。

陸軍大将まで昇級できた人は134人しかいません。

陸軍中将になった方は1200人くらいなので、中将の内の約10人に1人くらいしか大将にはなれないのでした。

陸軍大将になるための条件とは?

陸軍内での昇級は、だいたいが陸軍士官学校や陸軍大学校での成績がもとになります。

しかし、首席や次席卒業者が必ず大将や中将になれるかというと、そうでもないです。

健康に恵まれる必要がありますし、出世には運も左右します。

戦前の日本では、軍人は憧れの職業でしたが、実際に栄達きわめるとなると、なかなか大変だ

ったようです。

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