貞明皇后(九条節子さま)と実家の家系図は?父親は九条家当主!母親や兄弟は?高円寺、大河原家での子供時代
大正時代の皇后陛下である
貞明皇后(ていめいこうごう)。
大正時代は15年と、
それほど
長くはなかったので、
貞明皇后が、
皇后陛下であった期間は、
短かったのですが、
昭和20年代まで、
ご健在でいらっしゃいました。
この記事では
大正天皇の皇后陛下、
貞明皇后(旧姓・九条節子さま)の
「先祖や家系図は?父親は九条家当主で母親や兄弟姉妹、ご実家の家族構成は?高円寺、大河原家での子供時代は?」
といった話題をお送りします。
貞明皇后のご実家、九条家は公家の名門家系
貞明皇后の
旧姓からまずは確認してまいります。
貞明皇后の旧姓は、
九条節子(くじょうさだこ)さま、
といいました。
貞明皇后のご実家、
九条家は、
公家の名門家系であり、
公家社会の頂点にたつ、
五摂家のひとつとして、
数えられるほどの家柄です。
貞明皇后の父親は、九条道孝公爵
それでは
貞明皇后の父親や母親は
どんな人物なのかを
見ていきます。
貞明皇后の父親の名前は
九条道孝(くじょうみちたか)という名前です。
かなり昔の時代の方で、
江戸時代後期の
1839年生まれ、
1906年になくなられています。
九条道孝は、
左大臣でしたが、
明治維新によって、
朝廷制度は廃止され、
明治時代の新たな
身分制度のもと、
華族の最高位である
公爵になっています。
貞明皇后の母親、野間幾子さんの実家は?
一方、
貞明皇后の母親は
野間幾子さんという
お名前です。
貞明皇后の母親は、
九条道孝の側室でした。
貞明皇后の母親である、
野間幾子さんは、
京都の公家身分出身ではなく、
神田錦町に実家がありました。
貞明皇后も
母親である野間幾子さんの
実家である
神田錦町で
お生まれになられています。
貞明皇后の高円寺の養父、大河原金蔵氏
貞明皇后は、
子供時代に里子として、
現在の杉並区高円寺の農家で
養われていた時期が、
ございました。
貞明皇后の
養父・養母となられたのは、
高円寺の農家、
大河原金蔵さんと、
大河原テイさんご夫妻です。
大河原家は、
高円寺の豪農であり、
東京近郊の名主とも
縁続きになる家系であり、
いわば、
東京近郊の大地主の
家柄でありました。
貞明皇后は、高円寺の大河原家で…
現在とは違い、
貞明皇后が、
高円寺にいらしたころは、
高円寺は、
田園風景が広がり、
田畑が広がる農村でした。
貞明皇后は
子供時代には、
大河原家の家族とともに過ごされ、
近隣の子供たちに
まじって遊ばれて、
喜ばしいことに、
たいそう、
ご壮健にお育ちになられた、
といいます。
貞明皇后は、
4歳になると
ご実家である
赤坂の九条家にお戻りになり、
その後、
華族女学校に学ばれ、
大正天皇のお后様に
なられました。
貞明皇后のご実家、九条家の家系図
貞明皇后のご実家、
九条家についての
家系図を、
ここで確認しておきましょう。
九条道孝(1839-1906)
天保10、九条尚忠長男、九条幸経養子
左大臣、藤氏長者
明治維新後、
貴族院議員を務めた妻・和子(よりこ)さん
慶応2、対馬藩主・宗義和の娘男・道実さん
明治2
貴族院議員
宮内省掌典長女・範子さん
明治11
山階宮菊麿王と結婚男・良政さん
明治14
分家して九条男爵家を創立女・籌子(かずこ)さん
明治14
伯爵大谷光瑞と結婚女・節子(さだこ)さま ※貞明皇后
明治17
華族女学校中退
貞明皇后となられる男・良致さん
明治17
分家して九条男爵家を創立男・良叙さん
明治15
男爵九條良致の養子となる女・蓬子さん
明治24
男爵渋谷隆教と結婚女・紝子さん
明治26
伯爵大谷光瑞弟、大谷光明と結婚養女・尚子さん
明治6、松園尚嘉長女
伯爵宗重望と結婚※家系図は近代名士家系大観による
貞明皇后のご実家、九条家の兄弟たち
貞明皇后の兄弟には、
異母兄弟も含めると、
とてもたくさんの方が、
いらっしゃいます。
貞明皇后の同母兄弟には、
分家をおこされた、
九条良致さん、九条良叙さん、
仏光寺派管長の
渋谷隆教男爵夫人となられた、
渋谷篷子さん。
それから、
西本願寺の大谷光明夫人である、
大谷紝子さんがいます。
貞明皇后の兄弟は、西本願寺の家系図と深い関係が
貞明皇后のご実家である
九條家は、
古くから
西本願寺と縁が深いこともあって、
貞明皇后の兄弟は、
3人が、
西本願寺の大谷家と結婚しています。
貞明皇后の姉、
籌子(かずこ)さんは、
西本願寺法主で、
大谷探検隊で有名な、伯爵大谷光瑞と結婚。
貞明皇后の弟、
九條良致さんは、
大谷光瑞の妹である、
武子と結婚(結婚し九條武子となる)。
さらに、
貞明皇后の妹、
紝子(きぬこ)さんは、
大谷光瑞の弟、大谷光明と結婚しています。
したがって、
貞明皇后の兄弟の子供、
つまり昭和天皇のいとこに
あたられる方には、
西本願寺法主の、
大谷光照伯爵(大谷光明の長男)がいます。
というわけで、
大正天皇の皇后陛下、
貞明皇后(旧姓・九條節子さま)の
「先祖や家系図は?父親は九條家当主で母親や兄弟姉妹、ご実家の家族構成は?高円寺、大河原家での子供時代は?」
といった話題をお送りします。