祖父の戦争の記録を調べる方法

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lcarissimi / Pixabay

祖父の戦争の記録を調査

太平洋戦争が終結してから70年以上が経過しています。
現在では実際に戦地に行かれた方は、存命であれば90才以上になっています。
当時のことを知る人は、もう殆どいないわけですね。
以前は、NHKの連続テレビ小説でも、戦時中のことを扱ったものが多かったと思いますが、最近はそうでもないですね。
おそらく、視聴者の多くが戦後世代に移っているからだと思います。

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『永遠の0』がきっかけで、祖父の戦争の記録を調べる

そんななかで、数年前話題になった映画『永遠の0』は、とても話題になりました。私も映画館で観ました。
『永遠の0』を観たことのない方には、よく分からないと思われますので、『永遠の0』の内容について簡単に説明させていただきます。

主人公は、26才の青年です。
彼の祖父は戦時中、特攻隊にいました。
戦没した祖父に興味を持った彼は、祖父がどういう人物だったのか調査を試みます。
出版社に勤める姉と協力して、戦友たちを訪ねてまわります。
そうしたなかで、祖父の人物像が明らかになるといった話です。
原作は2006年に書かれ、映画は2013年に公開されました。

『永遠の0』は、もっと早く公開されてほしかった

私は、この映画を観て、もっと早く公開されていれば良かったのに、と残念に思いました。

映画では、主人公が戦友たちを訪ねて回るのですが、それに触発されて、自分も祖父の戦友を訪ねてみようと思った方は多いはずです。
戦争世代は、もうほとんどいません。
すでにタイムリミットが来てしまいました。

以前であれば、戦友会のような活動も盛んにおこなわれていましたが、現在では、積極的に活動するのは難しいでしょう。
映画のように、祖父を調べるのは残念ながら、現在では不可能です。

軍歴証明書で祖父を調べる

映画のような聞き取り調査は無理ですが、他に方法があります。
それは軍歴証明書の請求です。
軍歴証明書には、配属先・進級・従軍記録などの詳細な記録があります。
軍歴証明書をもとに、それで明らかになった部隊のことが明らかになれば、関連書などにあたり、多くのことが分かるのではないでしょうか。

軍歴証明書を請求するには?

軍歴証明書は各都道府県または、厚生労働省によって保管されています。
軍歴証明書は、本人または三親等以内の親族のみ請求できます。
また、委任状があれば、代理人でも請求をおこなえます。(一部、都道府県のなかには、代理人の請求を認めないところもあるようです)

請求するには、軍歴証明書に載っている人物との親族関係を戸籍によって明らかにしなければなりません。
軍歴証明書を請求するには、まず戸籍を請求しなければならない、ということです。
戸籍の請求も軍歴証明書の請求も、どちらも慣れない方だと難しいところもあると思います。
そうした場合は、業者に依頼するのも良いと思います。

参照記事
軍歴証明書・兵籍簿の取り方
戸籍調査から家系図を作成する方法

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