出世したくない理由は、若者特有の考え?仕事上の責任が怖い?

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stevepb / Pixabay

仕事で出世したくない理由は?出世したいと考えないのは何故?若者特有の考え?

司馬遼太郎の
「坂の上の雲」などをはじめとする
明治時代を舞台にした作品には、
立身出世(りっしんしゅっせ)という言葉が
よく出てきます。

これは、
まさに読んで字のごとく
自分の身を立て、
世に出ていくために
若者が懸命に努力を重ねていくさまを
思わせる言葉ですが、

21世紀の日本では、
このような
価値観を抱く人は少ない様ですね。

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出世したくない理由を探る

ちなみに
最近の意識調査によりますと、

会社組織の中で
出世したくないと考える人の割合は、
どんどん高くなっているようです。

そこで今回は、
どうして出世したくないと考えるのか
その理由を探ってみようと思います。

出世したくない理由を探る前に…

さて、
出世したくない
理由について考える前に、

まずは
出世をすることで得られる
メリットについて確認をしてみましょう。

出世すると、仕事上の地位が上がる

いうまでもなく、
組織に属する人間は、
出世をすることで
自分の地位と給料がアップします

また出世することは、
同時に仕事のランクが上がり、
自分の下に部下をもつことにもなりますね。

出世したくないのは、もったいない考え方?

もっとも、これだけ聞くと
出世したくないと考えるのは
なんだかもったいないことであるかように思いますが、

もちろん出世というものは、
何もいいことばかりではありません。

何故なら、出世すると
自分が背負う責任もまた大きくなるのです。

出世すると、仕事上の責任を、多く背負う

ここでいう責任とは、
自分の地位に相応する責任だけではなく、

自分の部下の
仕事上のミスに対しても、
無条件で責任を
負わなければならないことを意味します。

出世すると、仕事上の責任が増えて、損をすると感じることも…

要するに、
出世するということは
部下の仕事のミスのために自分が謝罪したり、

場合によっては
自分が減給処分を受けたりしなければ
ならないこともある、
という事も意味するのです。

出世したくない理由は、仕事上の責任の重さ

出世したくないという人たちの声を聞きますと、
どうやらこのような
部下のミスに対する責任まで
負わされることに対することへの不快感、
拒絶感が強くあるようですね。

たしかに出世をすることで
給料や仕事上の裁量
上がるかもしれませんが、
他人のミスの責任まで負いたくない、
というわけです。

出世したくない傾向は、若者特有のものではない

もっともこのような
個人主義的な意見といいますと、
かつては
若者特有のものだとされていましたが、
最近ではそうでもないようです。

このような
出世したくないという傾向は、
若者よりも
むしろ家庭を持っている
中堅サラリーマンの方が強く、

むしろ中堅サラリーマンの方が
出世に対して
ネガティブな思いを持っているようですね。

出世したくない理由として、経済上のリスクも考えられる

その背景には、
今日の経済状況や
転職市場が関係しているようです。

つまり、
もし出世して
責任あるポジションについて、

部下のミスの
責任を負わされる形で
減給や退職といった事態になった場合、

家庭がある身ですと
それこそ一家で
路頭に迷う事態になってしまう
リスクがあるわけです。

出世したくない理由は、若者特有の思考ではない

出世したくないという
理由は
何かといった時、

なんとなく
若者が抱きがちな
個人主義を思い浮かべがちですが、

現代のサラリーマンが
出世したくないと思う
理由については、
もっと切実なものがあるようですね。

今回は、
「仕事で出世したくない理由とは?出世したいと考えないのは何故?若者特有の考えなのか?」
について考えてみました。

連帯責任は理不尽だ!日本の会社に特有な問題点とは?

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