東条英機の子孫は?子供や孫、ひ孫の家系図は?妻や父親、兄弟、家族は?
大戦時の総理大臣として、
歴史に名をのこす、
東條英機。
歴代総理大臣のなかでは、
知名度が
高い人物であるものの、
意外に語られることが
少なく、
その家族や家系図となると、
ほとんど
知られていません。
この記事では
東條英機(とうじょうひでき)の
人物像にせまるべく、
「先祖や父親、母親、兄弟姉妹、妻や家族構成は?子供や孫、曾孫ら、子孫の現在は?家系図や親戚は?」
といった事柄について、
見ていきたいと思います。
東條英機の父親、陸軍中将・東條英教
では
東條英機の家系図について、
まずは父親や母親、
先祖はどういった人なのか
ということから
見ていきましょう。
東條英機の父親は
東條英教という名前で、
陸軍中将でした。
東條英機の父親・東條英教は、
ドイツから招いた、
陸軍大学校の教官、
メッケルの優秀な教え子であり、
秋山好古と陸大の同期でした。
東條英機の父親は、
成績優秀でしたが、
岩手の南部藩出身ということで、
藩閥の影響もあって、
陸軍大将までは出世できず、
その一歩手前の
中将で予備役に編入しています。
東條英機の先祖は、岩手盛岡藩の武士の家系
東條英機の家系は、
南部盛岡藩に仕える、
能楽師の家系でした。
東條英機の祖父である、
東條英俊の代に
士分にとりたてられた、
というものの、
160石取りという
高禄の武士であり、
当時の武士のなかでは、
富裕な身分でした。
東條英機の母親の名前、実家の家系は?
一方、
東條英機の
母親についても
見ていきます。
東條英機の母親の名前は
東條ちとせといいます。
東條英機の母親の家系は
福岡県北九州市小倉にある
万徳寺住職をつとめる、
徳永家の娘でした。
東條英機の兄弟姉妹
東條英機は、
9人兄弟でした。
東條英機は
三男坊だったものの、
長男と次男が、
幼児期になくなってしまったため、
東條家の跡取り、
として育てられました。
東條英機の
兄弟や姉妹の名前を
一覧にするとこのようになります。
長男・東條英夫
次男・東條英実
三男・東條英機
長女・東條初枝
四男・東條寿
次女・東條次枝
五男・東條富士男
六男・東條規矩郎
七男・東條質雄※敬称略
東條英機の妻の名前、結婚の馴れ初めは?
それでは
東條英機の妻について、
話題を進めていきましょう。
東條英機の妻は、
東條かつ子といいました。
福岡県田川郡の
大地主、
伊藤万太郎の娘で
地元の小倉高等女学校から、
日本女子大学国文科に進学した方です。
東條英機の母親の家系、
徳永家と親戚だった、
ということで、
東條英機と、
結婚することになりました。
東條英機の子供は何人?家系図は?
そして
東條英機の妻や子供、
家族構成について、
家系図を見ていきましょう。
東條英機 1884-1948
陸軍士官学校、陸軍大学校卒
陸軍大将
内閣総理大臣妻・カツ(通称・勝子) 1890-1982
福岡県田川郡、大地主・伊藤万太郎長女
日本女子大学国文科出身長男・英隆
明治44
東京府立六中出身
鴨緑江発電会社員次男・輝雄
大正3
東大航空科出身
三菱自動車会長
※妻の父親は陸軍大将・冨永信政長女・光枝
大正7
精華高女出身
陸上自衛隊幕僚長・杉山茂と結婚次女・満喜枝
大正12
精華高女出身
陸軍少佐・古賀秀正と結婚、
東洋大名誉教授・田村健二と結婚三男・敏夫
大正14
陸軍士官学校出身
航空自衛隊(空将補)三女・幸枝
昭和4
映画監督・鷹森立一と結婚四女・君枝
昭和7
アメリカ人実業家・デニス・ルロイ・ギルバートソンと結婚※敬称略
東條英機の子供は
3男4女の
合計7人です。
東條英機の子供たちは、陸軍軍人の家系とつながる
東條英機の長男の名前は
東條英隆さんといいます。
東條英機の家系図を見ると、
跡取りは
先祖代々「東條英○」という名前ですね。
東條英機は
父親の代から軍人でしたが、
娘のうち2人は
陸軍軍人と結婚し、
三男の
東條敏夫氏は
戦後航空自衛隊に入り、
空将補まで昇級しています。
東條英機の
子供たちのなかでは、
次男の
東條輝雄氏がもっとも
有名なようです。
三菱重工社員から、
三菱自動車工業に転じ、
社長や会長をつとめていました。
また、
東條輝夫氏の
妻の父親は、
陸軍大将の冨永信政ということで、
やはり
陸軍軍人の家系の方です。
東條英機の孫の人数は、14人?
そして
東條英機の子孫について、
孫の代を見ていきます。
東條英機の孫の人数は、
14人と言われています。
東條英機の長男、
東條英隆の家族は、
このようになります。
当主・東條英隆さん
妻・東條幸子さん
長男・東條英勝さん 西武運輸勤務
長女・東條淑枝さん 岩浪氏と結婚し、「東條由布子」として著作活動
次女・東條雅枝さん
次男・東條隆幸さん※東條由布子氏 【祖父東條英機「一切語るなかれ」】収録の家系図より作成
東條英機の子孫「東條由布子」氏
「東條英機の子孫」として
著作、言論活動をおこなった、
東條由布子(ゆうこ)さんは
東條英機の孫(長男の長女)にあたります。
東條英機の孫である
東條由布子さんは、
昭和14年生まれ。
明治学院大学中退後、
NHK職員だった岩浪氏と結婚し、
4人の子供を持ちました。
1990年代頃から
活動し、
2007年の参議院議員選挙にも
立候補したものの落選。
そして
2013年に、
東條由布子さんは
なくなってしまいました。
東條英機のひ孫、東條英利氏の活動
そして
東條英機の末裔として
活動している方には、
東條英機の曾孫(ひ孫)にあたる
東條英利(ひでとし)さんもいます。
東條英利さんは
1972年生まれ。
駒澤大学文学部卒業で、
一般社団法人、
国際教養振興協会の代表理事をつとめ
神社の研究や評論をしています。
東條英利さんは、
東條由布子さんの兄、
東條英勝さんの長男にあたります。
というわけで、
東條英機元首相の
家族や家系図に関する話題を
お送りしました。