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結婚・婚姻・入籍の意味と違い？法律も含めて、やさしく解説！
「結婚」や「婚姻」「入籍」といった言葉は、
よく用いられますね。
日常生活ではもちろん、
テレビや新聞でも、
芸能人の誰それが「結婚した」「入籍した」といったような話題が、
よくあります。
ところで、
「結婚」と「婚姻」、あるいは「入籍」といった言葉の、
正確な意味や違いを、ご存知でしょうか。
同じ意味じゃないの？
と思うかもしれませんが、明確な違いがあります。
この記事では、
「結婚・婚姻・入籍の意味と違いや、法律との関係」などについて、
書いてみたいと思います。
「結婚」の意味は、「夫婦になること」
さて、
私たちが普段使っている
「結婚」や「婚姻」、あるいは「入籍」という言葉、
どのような意味の違いがあるのでしょうか？
まずは、
「結婚」という言葉の意味を定義してみたいと思います。
「結婚」という言葉の意味は、
簡単に言えば「夫婦になること」ですね。
「結婚」という言葉の意味は、実に単純です。
「婚姻」は、「結婚」の法律用語
では、
「婚姻」という言葉の意味を考えてみましょう。
「婚姻」とは、
本来は法律用語ですので、
法律上の夫婦となることという意味になります。
「婚姻」は「結婚」を法律用語として、
言い換えたものと、ひとまず理解しておきましょう。
結婚と婚姻の意味の違いと、法律や事実婚との関係
しかし、
このように結婚と婚姻の意味の違いを、
整理すると、
「結婚も婚姻も、ほとんど同じ意味じゃないか？」と、
考える方も多いと思います。
一般的に、結婚する夫婦は、
「婚姻届」を役所に提出し、「婚姻」して、
法律上夫婦となりますが、
なかには、
「結婚」しても「婚姻届」を提出しない夫婦もいます。
これが、
いわゆる「事実婚」というものです。
結婚と婚姻の意味には、違いがある!
日本では、
「事実婚」というのは少ないですが、
ヨーロッパでは比較的多いです。
「事実婚」の場合は、
「結婚」しているけど「婚姻」はしていない、
という状態の夫婦です。
こうした夫婦のあり方があるので、
「結婚」と「婚姻」という言葉の意味は、
明確に違いがあるものとして、
理解するのが望ましいと言えるでしょうね。
「結婚」と「入籍」の意味と違いは？
では次に、
「結婚」という言葉と、「入籍」という言葉の意味の違いについて、
整理してみましょう。
「入籍」という言葉は、
単に、戸籍に入るという意味です。
戸籍に入るという意味ですから、
結婚ではなく、
出生や養子縁組によって、
「入籍」することもあるのです。
ということなので、
「結婚」と「入籍」は、意味が違うんですね。
「入籍」は「結婚」とは、まったく違う意味だが…
しかし、
「入籍」という言葉の意味は、
現在では、かなり間違った意味合いで、
もちいられることが多いです。
「入籍」という言葉は、
現在では、ほとんど「結婚」という言葉と、
同じ意味合いで使われます。
芸能人が結婚した際にも、
「入籍しました」などといって、
結婚という言葉と、
同様の意味で用いられることが多いですね。
しかし、
これは正しい使われ方ではないのです。
「結婚」しても「入籍」はしていないのが、現在の法律上の規則
実は、
現在の法律では、
「法律上の結婚(つまり婚姻)」した場合でも、
「入籍」はしません。
これは、
どういうことかというと、
現在の戸籍関係の法律では、
「結婚した女性が、男性の戸籍に入る」
ということはない、ということです。
夫婦となった男女は、
新しく戸籍を作られるものと、定められています。
なので、
結婚した女性が、夫である男性の戸籍に入ったり、
あるいは、
結婚した男性が、妻である女性の戸籍に入ることはありません。
「入籍」という言葉の意味が、
「結婚」という言葉と、同じような意味で使われてしまうのは、
戦前の古い戸籍法の影響です。
「結婚」と「婚姻」と「入籍」の意味と違いを整理
このように、
結婚と婚姻、入籍という言葉には、
明確な意味の違いがあるのですね。
簡単に整理すると、
・「結婚」の意味は、夫婦になること
・「婚姻」の意味は、法律上、夫婦になること
・「入籍」の意味は、戸籍に入ること
というように、なります。
この記事では、
「結婚・婚姻・入籍の意味と違い」や、法律との関係、などについて、
お送りしました。