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遠藤周作は父親と確執?母親・郁はバイオリン?妻や子供は?息子はフジテレビ社長!

作家の
遠藤周作は、
第三の新人といわれる
戦後日本を代表する作家のひとりとして、知られています。

遠藤周作といえば、
ユーモラスなエッセイをたくさん書いたことでも、
有名であり、

また、
テレビのCMに出演したり、
ひょうきんで気さくな人柄でも知られました。

この記事は
作家、
遠藤周作の父親や母親、
家系図や家族、妻や子供といった事柄に関して、
見ていきたいと思います。

遠藤周作の先祖は鳥取藩の医者

遠藤周作の家系図について、
見ていきましょう。

遠藤周作の先祖は、
鳥取藩の御典医(藩おかかえの医師)の家系で、
先祖代々医者をしてきた家系でした。

遠藤周作の曾祖父にあたる、
遠藤謙三のときに明治維新を迎えます。

遠藤周作の祖父の兄弟

遠藤周作の祖父の兄弟は、
3人兄弟で、
長男の遠藤又蔵が、
東京帝国大学理学部卒業の早稲田の数学教師。

次男の遠藤河津三が、
三高医学部、済生学舎卒の医師。

三男の遠藤隼見が、
東京帝国大学経済学部卒業の三菱商事社員になりました。

次男の遠藤河津三が、
遠藤周作の養祖父(父親の養父)にあたる人物です。

遠藤周作の父親、遠藤常久の家系図

遠藤周作の父親はどのような人物なのでしょう。
作家には志賀直哉をはじめ
父親との確執をかかえた作家が多いですが、
遠藤周作も、
父親との確執というのが、
ひとつのテーマでした。

遠藤周作の父親は、
どのような人物なのかを、
家系図で整理してみます。

遠藤常久　1897-1989
鳥取県、医師・遠藤河津三の養子
東京帝大法学部卒
第三国立銀行勤務、安田工業社長

前妻：郁
岡山県、竹井家の娘
東京音楽学校ヴァイオリン科出身
小林聖心女子学院音楽教師

後妻：秀子

長男：正介(後述)

二男：周作(後述)

遠藤周作の父親の
遠藤常久は東大法学部に学んだ秀才でした。
遠藤周作の父親は、
大学生時代に当時、東京音楽学校でバイオリンを専攻していた、
竹井郁に出会います。

このふたりが
遠藤周作の両親です。

しかしながら
遠藤常久と竹井郁の結婚生活は長続きせず、
2人の息子が生まれたものの、離婚してしまい、

遠藤常久は、
再婚して後妻を迎えています。

遠藤周作の母親、竹井郁はバイオリン奏者

また
遠藤周作の母親ですが、
遠藤周作の母親は、竹井郁という女性です。

岡山県の豪族だった竹井氏の子孫であり、
父親は岡山県笠岡の医者でした。

地元岡山県の女学校を出たのちに、
東京音楽学校でバイオリンを学んでいた、
モダンガールで、

安藤幸(幸田露伴の妹)に師事し、モギレフスキイの弟子として、
バイオリンを学びました。

遠藤周作の父親との確執

遠藤周作の父親の
遠藤常久は、
エリート銀行員であり、
経済界で順調に出世を重ねました。

遠藤周作の父親との確執は、
遠藤周作の進路をめぐる話が有名です。

遠藤周作の家系は
さきほど触れたように、
先祖代々、医師の家系でした。

遠藤周作の父親は、息子である
遠藤周作に医師になってほしかったのでした。

しかし
遠藤周作は、
学校や勉強があまり好きではなく、
医者になりたいといった
気持ちはあまりなかったのでした。

遠藤周作は、
何浪もした挙句に、やっと、
慶應大学に補欠で合格したのですが、

父親は
てっきり慶應の医学部に合格したものだと思っていたのに、
実は文学部だったことが発覚して、

遠藤周作は
父親から勘当されてしまったのでした。

遠藤周作の兄弟は?兄、遠藤正介の妻と子供、家族構成

それから
遠藤周作の兄、
遠藤正介の家系図です。

遠藤周作が勉強嫌いだったのに対し、
兄は優等生で、
東大法学部を卒業後、名門逓信省に入省し、
電電公社の理事を務めました。

遠藤正介
大正１０、遠藤常久長男
東京帝大政治科卒
逓信省官僚
電電公社理事

妻：マツ子さん
大正１４、橋本万次郎氏四女
小林聖心卒

長男：絢一さん
昭和２３
国際基督教大学卒

長女：鮎子さん
昭和２４
上智大卒
原田敬介氏長男、富士銀行員・原田東作氏と結婚

二女：安見子さん
昭和２６
上智大卒

三女：阿紗子さん
昭和２８
不二聖心卒