江戸時代の新田開発によってできた村の先祖調査

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SichiRi / Pixabay

新田開発の歴史と、先祖の移住について

村の歴史を調べていくと、意外に村の成立が新しいことに気づかれる方もいると思います。
17~18世紀頃に成立した村が、結構多いんですね。

これは、いわゆる新田開発によってできた村です。

新田開発村(しんでんかいはつむら)というのは、
あらたな土地を開拓するために、幕府や藩の政策によって成立した村のことです。

新田開発によってつくられた村は、
自然発生的な村ではなくて、
人工的につくられた村なのです。

ご先祖が新田開発でできた村に住んでいたという場合には、
村の歴史に注目してみてください。

新田開発で開発された村に住んでいたということは、
ご先祖様も、
もともとはどこか別の場所に住んでいたということを意味します。

つまり移動前にいた村にルーツがある、ということなのです。

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新田開発によって移住したのは、自分の先祖だけではない

そして自分の先祖の家系だけが、
その村から移住してきたというわけではなくて、
おそらく集団移住しているはずです。

新田開発というのは、大がかりな一大事業ですから、
ひとつの家だけでできることではありません。

多くの人たちの力でなされることですので、
どこかから集団移住しているわけです。

こうしたケースですと、
自分の家系だけでなく、
ほかの家の歴史にも興味を向けたほうが良いですね。

他家の記録も参考にするのが重要!

自分の家にご先祖さまに関して、
手がかりとなる伝承がなくても、ほかの住民の家に伝承があれば、それが大きなヒントになります。

たとえば、
「元禄年間に○○村より移住」といったような伝承が他家にあれば、自分の家もそうではないか、と考えてみるわけです。

家系図作成を進める上では、自分の家とは一見関係なさそうなことにも興味をもつ、というのが重要です。

専門的な古文書の解読といったような知識はいりませんが、
大まかな日本史の知識や、郷土史への理解といったものは、必要かと思われます。

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